漆器は一人では作ることができません。木地師・下地師・上塗り師・蒔絵、沈金師それぞれの職人の技の結晶です。
職人は大きく分けて丸物職人（ロクロで丸く挽く）と角物職人（重箱のように板と板をつなぐ）に分かれます。
木地師は椀や茶托などをロクロで挽き、下地も上塗りも品物を回しながら仕上げて行きます。
角物の場合は刷毛を縦横に動かし品物は動かしません。
上塗りの漆の色は主に赤漆（赤口・本朱・洗朱）黒漆に溜漆（半透明な漆で溜まり塗りとも言っています）があります。
いずれも漆の塗りは厚みがあるため乾燥するまで、そのまま放置しますと、だれてしまいますので,時間をおいて品物を一昼夜,乾燥するまで回転させる【回転風呂】に入れて乾燥させます。
加飾の方法は沈金技法（漆の表面を鋭利なノミで刻み漆で金粉や銀粉を定着させます。）
蒔絵技法（筆で描き乾くまでに金粉や銀粉などを蒔き込み乾燥させます。）
荒い粒の粉を使用し粉の表面を磨いて光らせる手法などは毎日、ハードに使用する業務用に使っても絵がはげ落ちない丈夫な蒔絵です。
うるし工芸藤では、常に最高の品質と価格を追及してモノ作りに挑戦しています。

■越前漆器職人スタッフ

うるし工芸藤を支える木地師・下地師・塗り師・加色師達の職人です。

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